人生に数回あるかないかの貴重な妊婦生活。
一応子どもは2人かな~と考えているので、2人目の時の参考になるよう、その日の体調や出来事をほぼ毎日手帳に書き綴っていました。例えば、つわりはいつから始まっていつ頃終わったかとか、この時期にこんな症状が出たとか。同じ人でも1人目の時と2人目の時で違ったりもするみたいですが、私の1人目の時はこんなだった、という記録をざっくりと期間ごとに書こうと思います。
妊娠初期(妊娠発覚前後~4ヶ月)
妊娠発覚前後~2ヶ月(~7週)
以前の投稿(妊活について)と少し内容が被りますが、最終月経周期の基礎体温が下がった後のある日、職場でのエコーで排卵済であることを確認したものの、子宮内膜が7.5mmと薄く次の生理は早く来るかもと言われていました。これまでも内膜が薄いことが多かったため、その3日後(高温期2日目)からイソフラボンサプリ(イソラコン葉酸400μgプラス)の内服を開始しました。
高温期7、8日目と続けて生理痛のような鈍い下腹部痛があり、次の生理予定日はその5日後頃だったので、また来るのかな…と思っていました。しかし、高温期10日目を迎えます。いつもの私なら高温期10日目くらいから徐々に基礎体温が下がり始めて生理が来ていたのですが、体温は下がるどころかさらに上がり、生理も来ません。遅れているだけかもと思いつつも、この日は排卵日を基準とすると3週5日(※後日産院で最終月経を基準とする週数に訂正され、実際には4週1日)。4週前後で妊娠検査薬陽性が出る人は出るようなので、自宅でフライング検査してみると、本当に薄く陽性反応が出ました。時期が早いだけかもしれないので、後日再検することにしました。
高温期15日目、過去最長記録を更新しました(笑)。職場の院長先生からも、妊判してみなよと言われます。昼休みに妊娠判定をして、はっきりと陽性反応が出ました! 嬉しくてすぐ主人に写メりました。排卵日を基準として4週3日でした(※実際には4週6日)。やはり3週後半~4週前半での判定は早かったようです。4週後半なら確実に判定できそうですね。職場でも、体外受精で移植した方の妊娠判定はだいたい4週3日頃に行うことがほとんどです。妊娠がわかったので、イソフラボンサプリの内服は中止しました。
つわりは早くて4~6週目頃から現れるようですが、私は4週目から吐き気・頭痛・動悸・めまい・怠さ等に悩まされていました。特に朝起き抜けの体調が悪く、朝食後無理やり吐いてから仕事に行ったり、時には遅刻・欠勤したりと初期から散々でした。また、空腹を感じると吐き気がする「食べづわり」もあったため、極力空腹にならないよう仕事中も頻繁に飲み物を飲んで誤魔化したり、グミ等をもぐもぐしたりしていました。
産院は早めに決めました。仕事柄知っていたことですが、人気のある個人の産院は大抵4~5週台、遅くても6~7週台には分娩予約を締め切ってしまうことが多いようなのです(※東京・神奈川の場合)。ネット(ウィメンズパーク)と知り合いの口コミで決め、5週4日(※実際には6週0日)で主人と一緒に自宅から徒歩10分弱の産院へ行って診察してもらい、分娩予約をしました。まだ心拍確認できる週数ではないので、次回は2週後ということになりました。
確か初通院の後だったと思いますが、「初めてのたまごクラブ」を購入しました。何しろ初めての妊娠でわからないことだらけだったので、専門誌で情報を得たいと思ったのです。私が購入した号には付録として「マタニティストラップ」「妊娠40週までやることチェックカレンダー」「いま妊娠何週何日? 早わかりスケール」「パパ専用 男の妊娠手帳」「妊娠中の食べ物・飲み物OK・NG判定シート」「妊娠したら気になること解決Q&Aブック」がありました。これはおそらくどの号も同じようなのが付いてくると思いますが、中でも特に役に立ったのが「早わかりスケール」です。下に実際の私のスケールを貼りました。
土台となる紙に日付の目盛りが振ってあり、真ん中の週数が書かれている円盤を、自分の最終月経初日・分娩予定日に合わせて土台の紙に貼りつけます。自分専用のスケール完成です。いつが何週でそれは何ヶ月なのか、母胎や胎児はいつどんな状態なのか、非常にわかりやすかったです。いつでも見られるよう、冷蔵庫に貼りつけていました。「マタニティストラップ」は言わずもがな、すぐに通勤バッグに付けました。妊娠初期はつわりで辛いのに、お腹が目立たないので妊婦だということが傍目にはわかりにくいですからね…付録のはとても可愛いデザインでした。また、応募者全員サービスで「エコー写真メモリーアルバム」というのを貰いました。初回から最後の診察までのエコー写真を全部納めました。
「初めてのたまごクラブ」に紹介されていた「まいにちのたまひよ」というアプリもDLしました。名前の通り毎日、「赤ちゃんの様子」と「今日のママへ」という情報を提供してくれます。これはメール・LINE等でも共有できるので、毎日主人にも見せていました。赤ちゃんの育ち具合はもちろん、自身の体調の辛さも伝えることができ、有用でした。
6週に入ってから、ピジョンの「葉酸カルシウムプラス」というサプリを飲み始めました。妊婦さんが葉酸を摂った方が良い、というのは有名な話ですね。妊娠初期、胎児の神経系や脳等の中枢神経が作られる時に葉酸が重要となります。葉酸が不足すると、胎児の脳等に重大な障害が起こるリスクが高くなるそうです。胎児の中枢神経は早くも4週頃から作られ始め8週くらいには完成してしまい、4週と言えば妊娠がわかるかどうかという頃なので、本当は妊娠してからではなく妊娠前から摂取するのが良いそうですが、妊娠するまではなかなか意識しにくいものです。それでも飲まないよりは飲んだ方が良いだろうと思い、飲み始めました。また、いつまで飲むかということですが、中枢神経以外の重要な器官も妊娠初期の12週頃までには全て作られ始めるので、少なくとも12週頃までは飲み続けた方が良さそうです。私は14~5週くらいまで飲み続けました。
3ヶ月(8~11週)
初回診察時はまだ心拍確認ができない週数でしたが、7週4日(※実際には8週0日)の診察ではしっかりと心拍確認できました! 先生から、母子手帳を役所で取得するよう言われました。そしてこの時、妊娠週数が最終月経日基準のものに訂正され、8週0日ということになりました。次回はまた2週後です。初期の頃はまだ流産の可能性があるので、健診間隔は1~2週であることが多いようです。診察後、両親・義両親にのみ妊娠を報告しました。
数日後、区役所に母子手帳を貰いに行きました。母親教室等の案内も受け、マタニティストラップも貰いました。通勤バッグには初たまのを付けていたので、区から貰ったのはプライベート用のバッグに付けました。
9週で映画を見に行きましたが、この頃は1日おきくらいに体調が悪く、映画館に行くまでが辛かったですね…着いてからは座っていられるので大丈夫でしたが。また、この時期年末だったので、職場で忘年会がありました。お酒は我慢しつつ美味しいイタリアンを堪能したのですが、その日の夜、寝る間際に唐突に激しい腹痛・頭痛・吐き気に見舞われて嘔吐しました。後日他の参加者に聞いても皆さん何もなく、私だけだったようです。妊娠中は免疫力が低下するので、普段は大丈夫でも当たってしまうことがあるみたいです。忘年会では、確かにカルパッチョや牡蠣、生ハム、サラミ等をたくさん食べました…。特に生ものにはトキソプラズマという寄生虫がいて、妊娠中に感染すると胎児にも悪影響があるようなので、妊娠中の摂取は控えた方が良い…とネットにも雑誌にも書いてありましたが、身をもって知ることになりました。これ以降、お刺身や生ハム、チーズ等、大好物ですが産後まで控えることにしました。
10週の健診では、前回までただ影のかたまりにしか見えなかった胎児がはっきり2頭身に見えて嬉しくなりました。この日は血型や感染症系の採血もあり、たくさん血を抜かれました。診察時先生からは「年末年始なので食べ過ぎに注意してください」と言われました。実は私、妊娠前の1年間で5kg以上体重が増えてしまっていて、すでにBMIがギリギリな状態だったのです…。妊娠中はただでさえ体重管理が大変というのも目にしていたし、自分としてもこれ以上増やしたくないという思いもあり、毎日体重計に乗り「妊婦手帳」というアプリで記録をつけることにしました。標準体型では最終的に+7~+12kgが増加の目安(増えなさすぎても子どもが低体重児になったり将来生活習慣病になるリスクが高まったり、増えすぎても自分が妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になるリスクが高まる)と言われていますが、私は「+8kgまで」と先生に言われ、できればそれ以下で抑えたいなぁと思いました。次回はまた2週後です。
4ヶ月(12~15週)
年が明け12週頃、明治神宮に初詣に行きがてら(後日水天宮でも安産御守を買いましたが、明治神宮でも買いました)、小田急新宿のワコールへマタニティ下着と、戌の日の安産祈願に向けて腹帯を探しに行きました。腹帯は、さらしタイプにするか腹巻タイプにするかを最初迷っていましたが、店員さんとの会話の中で、さらしタイプだといちいち巻くのが大変なので、日頃から使いやすくしっかりお腹も支えてくれるガードルタイプのもの(マミングサポートのセミロング丈)を勧められ、私の好きな水色のを購入することにしました。安産祈願は水天宮に行こうと考えていたのですが、もし祈願用にさらしの腹帯が欲しければ、水天宮でも祈祷されたさらしを売っていますよと教えてもらったので、検討しようと思いました。マタニティ下着は、ガードルとお揃いのものを買うことができました。妊娠前太ったせいもあってかお腹が大きくなり始めるのが早く(笑)、普通のショーツでは股上がだいぶ浅くなっていたので、お腹を冷やさないためにも早めにマタニティ用を購入して良かったです。
12週からいよいよ正式に妊婦健診が始まることになり、診察前に尿蛋白・尿糖の検尿と、体重・血圧測定がありました。尿・血圧は異常なし、体重は妊娠前の申告体重より-0.5kgでした。この日は年明け最初の土曜ということもあり、混雑のため外来診察は途中で打ち切りとなってしまい、やむなく次週まで待ちました。13週でも体重は変わりありませんでした。これまでエコーは経膣で見ていたのをこの日から経腹で見るようになり、順調に大きくなってきているんだなぁと実感しました。この日はぷかぷか浮いているのを見ることができました。
正式に妊婦健診が始まったこともあり、先生から何か不安なことはないか聞かれました。私は腰痛持ち(腰椎分離すべり症と椎間板ヘルニア)で、かかりつけのペインクリニックの先生からは「出産に耐えられるかどうか…」と言われていたのでそのことを話すと、ストレッチや腰痛体操等で鍛えるしかないとのことでした。次回は少し空いて4週後ということで、赤ちゃんに会えるまでの期間が空くのは少し寂しく、また不安でもありました。健診後、本屋さんへ行ってマタニティ・ヨガのDVD付きの本を購入しました。何冊か見比べた結果、それぞれのヨガの適した時期や効能がわかりやすく載っていた「心と体をキレイに! 安産のためのマタニティ・ヨーガ」(ナツメ社)に決めました。
13週の時、主人がマタニティコート(ママコート)をプレゼントしてくれました。前年まで着ていたコートがもう結構パツパツで(笑)。下記リンクのクリーム色のですが、可愛いし本当に楽でした! ダッカーが付いているので、子どもが生まれてからも使えそうです。
(※2015年12月13日追記:ダッカー、とても便利です! 購入したコートにはファスナーで付けられるのですが、クリップが付いているのでダッカー単独でも使え、他のアウターを着たい時にも抱っこ紐にクリップで留めれば、しっかり防寒できます。どうせマタニティコートを買うなら、ダッカー付きのがオススメです。)
14週2日の朝、仰向けに寝ていてもお腹がぽっこりしているのがわかるようになっていることに気が付きました。14~5週頃から、食後(特に昼)30分後くらいからの動悸とめまい、吐き気がよく起こるようになりました。妊娠中は作られる血液量が増えるのですが、食後はその血液が一気に胃に集中するため、脳貧血のような症状を起こしやすいようです。PCとにらめっこの仕事でこの状態はかなり辛く、よく午後の仕事の途中で少し横にならせてもらったり、酷い時は早退させてもらったりするようになりました。また、妊娠とは関係なさそうですが15週で酷い偏頭痛に襲われました。最初眼精疲労による頭痛だと思ってシャワーやホットアイマスクで対処したら悪化してしまい、偏頭痛だと気付いて保冷剤とコーヒーで対処したら抜群に効きました。これらの体調不良に引き換え、毎朝起きると必ず空腹で気持ち悪くなっていたつわりが、15週頃から嘘のように治まっていました。
15週の時、産休に入る日を職場の社労士さんと相談しました。また、これから安定期に入って体調が良くなることを期待して、これまで通りフルタイム勤務を続けたいと希望しました。
~妊娠中期編~へ続く
1記事で全て書ききるつもりでしたが、予想外に長くなってしまったので(笑)、時期で分けることにしました。「安定期とは一体…」と認識を改めさせられる「マタニティライフ~妊娠中期編~」の更新をお待ち下さい。