7月21日立会出産に行ってきました

Daily

前駆陣痛

はじまり

7月17日(金)、18日(土)
17日に前駆陣痛(軽い生理痛のような締め付け感や強い張り)がありました。また、17日の夜から18日にかけて、おしるしのようなものもありました。前駆陣痛は始まってもすぐに陣痛が来る人もいれば、2週間後に来たという人もいるようです。
予定日は25日ということもあり、そろそろかなと妻も私も意識し始めました。

7月19日(日)、20日(月)
7月に入ってから足の浮腫が強くなり始め、足のふくらはぎと足の甲が酷い浮腫になりました。浮腫に効くという三陰交というツボを刺激しつつ、太腿から足裏全体にかけてマッサージしました。足の甲の浮腫はかなり酷くてですね、クリームパンまではいかないけどぱんぱんになっていました。
マッサージ中に、陣痛を促すツボも話題になり、実は三陰交も陣痛を促すツボの一つでした。他には足の甲にある太衝というツボも陣痛を促すとの事で、せっかくなので両方マッサージをすることにしました。

ジンクス

陣痛を引き起こすジンクスというものがあります。具体的には焼き肉を食べる、雑巾がけ等、調べるといろいろ出てきます。
1.食べ物編(オロナミンCと焼き肉)
2.運動編(ヨガ、スクワット)
妻は上の2点について、実践しました。
まず、食べ物ですが20日買い物に行った際に「オロナミンC」を買って帰りました。夜お風呂あがりにゴクリ。
「焼き肉」は、近所のジョナサンへ行ってハンバーグにて代用(肉だから同じではないのかということで)
運動に関しては、朝早く目覚めるということで、私がまだ寝ている最中にヨガを実施していました。
スクワットは膝にくるので、「スパイダースクワット」という壁を這うように動くスクワットを実践しました。

妊婦健診

内診グリグリ

7月21日(火)
妊婦健診は7月に入ってからは基本的に月曜日に通院するようにしていましたが、3連休があったため火曜日にズレ込みました。
診察の前にNST(ノンストレステスト)という検査を実施しました。この検査ではお腹の張りの間隔とお腹の赤ちゃんの心拍と一緒にモニタする検査です。
お腹の張りは最大80に満たないぐらいで持続時間もまだ短く、検査後に看護師さんからまだ陣痛はこないね~と言われました。
この日はいつも診て頂いていた先生が休診で、女医さんが診てくれました。
いつものようにエコーが始まり、頭の幅、お腹の幅、足の骨の長さと測り推定体重を算出してくれます。この日は3000gぐらいと言われました。
その後内診が始まり、子宮口の開きは3cm程で予定日が近いということもあり子宮口をやわらくするために、噂の「内診グリグリ」を実施しました。
噂では男性の医師より、女性の医師の方が容赦なく刺激するので痛いとのことでしたが、実際に妻も「すごく痛かった~」と言っていました。
あとは、しっかり散歩してね~と先生に言われ、診察室を後にしました。

散歩

午後からは会社に出社するつもりでいましたが、妊婦健診が10時すぎには終わったので、せっかくなので散歩をすることにしました。
お腹が張りやすくなっているので、ゆっくりめに歩きでも距離は長めにとりました。
散歩の後半、家まで普通の徒歩で15分程度の地点に差し掛かった所で、妻がお腹が痛いと訴え始めました。(陣痛の可能性が出てきました。)
その為、本来予定していた散歩コースを短くして、早めに散歩を切り上げることにしました。

お腹の痛み

疑惑の陣痛

散歩から家へ戻り、午後の出社に備え11時半頃に早めに昼食を取ることにしました。
昼食を取る前から妻がお腹が痛いと訴え始めましたが、しばらくすると痛みが消えでも12,3分後ぐらいにまた痛みが再発。
もしかして陣痛かな?いやまさかな。
食後もお腹の痛みは継続し、妻はベッドで休ませ洗い物を始めました。
私の頭の中では「仕事に行くべきか、いやでも陣痛なら付いていてあげないと」と葛藤が渦巻いていました。

本陣痛のはじまり

結局午後、会社へ行くことにしました。仕事用PCがあれば最悪家でも仕事ができるので、PCだけを受け取ったら帰ろうと思いました。
2時間、かかっても3時間で戻ってこれる、陣痛だとしても10分間隔なら耐えられるのかなと、浅はかな考えでした。
案の定、職場について間もなく妻から陣痛が5,6分間隔になったと連絡が入りました。
これは、まずい。先輩から再優先で1件仕事を頼まれた直後でもあったからです。資料をメールするだけなので、そこまで時間はかからないにしても焦ります。
やばいやばいと思い、先輩がまたやってきます。
「明日1日予定空けられない?」と、どうやら前所属していた部署で人手が足りず、私を現場に出させたいとの相談でした。
さすがに本陣痛であれば明日の出社は危ういだろうと思ったので、「実は・・・」と私が開口したと同時に
「もしかして午前中のって家庭の事情?」と聞いてくれたので、その時の状況を全て伝えることにしました。
事情を理解し「それやばいじゃん、早く帰りなよ」と。先輩も昨年子供が生まれているのでとても理解してくれます。ホント理解ある先輩で良かったと思いました。

かかりつけまでの道のり

15時20分、ようやく会社を出ることが出来ました。最寄り駅までダッシュ!
16時32分着である旨を、妻へLINEする!
15時33分、私の到着を待たずに陣痛タクシーを呼んで欲しいので、すかさず妻に再度LINEする!
15時33分、妻も同じ考えだったようで、かかりつけの産婦人科へもすでに連絡済みとのことでした。
15時40分、陣痛タクシーを呼んだようですが、電話が繋がらず、事前に教えてもらっていた自動音声配車の方の番号へ連絡したところ5分後に到着するとのことでした。
この間、電車に乗るも心配で心配で仕方がありませんでした。途中乗り換え、座席に座ることが出来たのですが、スマホを片手にまだかまだかと連絡を待ちました。
16時08分、妻から入院になったとの連絡が入りました。
無事にかかりつけの産婦人科に着いたようで一安心しました。
16時09分、再度診察を受け、子宮口は4~5cmまで開いたとのこと、さらに「内診グリグリ」をされて吐きそうなほどの痛みになったとのことでした。
16時15分、妻からのLINEの返信がおかしい。どうやらまともに文字が打てないようだ。
しかも、「ぶんべんしたうつった」との連絡もありました。
私が到着するまであと15分程かかるのに。。。分娩室に移ったてことはもう近いのかな?
私の焦りが、最高潮に達しましたが電車に乗っている為、急ごうにもこれ以上急げないもどかしさが私を襲いました。
16時16分、妻から「移動しただけじよのかな」との連絡がありました。文字の打ち間違えはもう気にしません。
まだ、移動しただけみたいです。
その後、喉が乾いたとの連絡があり、向かう途中で水買っていこうと決めました。

16時32分、駅に到着しました。
大勢の人がホームに流れたので群衆をかき分け、階段を駆け下りました。コンビニに寄り常温の水を購入し、かかりつけの産婦人科へダッシュ!

16時40分、妻のいる分娩室に到着しました。
分娩台に横たわる妻の様子を確認して看護師さんから、まだ少しかかるかもと言われました。ちょうどその後先生の内診があったので、一旦家へ戻り、入院セット(入院するときの為に事前に準備)の入ったバッグを持ち17時15分、再度妻の元へ駆けつけました。

立会出産

腰の痛み

分娩室に到着すると、やはり妻は横たわっていて周りには3名ほど看護師さんと助産師さんが付き、痛みを和らげる為のマッサージやいきみをのがす呼吸を妻と一緒にしてくれました。
17時半ごろ、主治医の内診の後先生から子宮口はまだ4〜5cmから変わらないので、00時前後に産まれれば御の字でしょうと伝えられました。
助産師さんが私にもマッサージの方法を教えてくれました。痛みが強くなるタイミングで、肛門付近を押さえるというマッサージです。事前にテニスボールが有効であると聞いていたので、看護師さんに入院バッグから取ってくる旨伝えると、産院にもあるのでとすぐに貸してくれました。
始めはこのマッサージで痛みが和らいでいた妻でしたが、徐々に腰が痛いと訴えはじめ、腰もさするようにしました。妻は小学校の頃から、椎間板ヘルニアと腰椎スベリ症を患っていて、3年前の10月頃もぎっくり腰となり自力で立てないほどになりました。その時のペインクリニックの先生からは出産に耐えられない可能性があると診断されていた経緯もあり、妊娠中もずっと心配でした。
看護師さんに聞くと、赤ちゃんの頭が骨盤を通過する際に骨盤が広がるとの事で、健康な人でもこの時は腰痛になると。
だから元々腰痛持ちの妻の痛みときたら想像を絶します。
妻の呻き声はこの時はなかなか止みません。腰をさする事に注力し、時々妻の要望で背中全体をさすりました。
私が到着した時から動いていたNSTを、助産師さんが止めました。まだ、先になりそうだからとの事です。
18時半、助産師さんが子宮口を確認します。徐々にではあるが開いてはきているとのこと。
助産師さんが妻と私に夕飯の準備が出来ているので少しだけでもいいから食べるようにと促してくれましたが、妻は痛む間隔がおさまらないのでもう少し待ってほしいとのことでした。
19時頃、妻は食欲もなくなります。夕食は残してももったいないので、私が全部頂きました。エビたっぷりのちらし寿司に漬物、おひたし、茶碗蒸し、なかなか美味しい入院食でした。食事の間は、助産師さんが妻の様子を見ていてくれました。
食後、二人で再び痛みとの格闘です。19時半、助産師さんが少し歩くとお産が進むとアドバイスしてくれました。トイレに行くついでに、分娩室を出ます。
トイレ後はナースステーション脇の談話室みたいなところで、座り姿勢(マタニティーヨガに載っていた子どものポーズ)になりました。
妻は昼食以降何も食べていません。何も食べないのも良くないと思い、こんなことになるのではないかと、家から持ってきたウィダーインゼリー(マルチビタミン)を飲むように促しました。
座り姿勢でも、痛みの周期は手加減してくれません。必死にいきみを逃がす妻を横目に腰周辺をさすります。
途中、妻はテニスボールを肛門に当て座ります。テニスボールやはり効くみたいですね。
腰をさするのと同時に少し変化をつけてみました。
就寝前に妻にマッサージする時によく、親指で腰付近も指圧していたのですが、同じ要領で指圧してみました。
その指圧が気に入ったようで、マッサージのバリエーションに含める事にしました。
談話室のようなところでしたので、途中他の入院してた方が赤ちゃんのミルクを作りに来ました。
かなり大きな声で呻いている時もありましたが、きっとみんな同じだったはず、温かい目で見ていたと思います。
20時頃に、再び分娩室へ戻りました。

破水(後日談)

後で妻から聞いたのですが、私が食事している時に主治医(記憶が不明瞭?)の先生が来たようで、その際に「膜剥がしたからね、これで破水したよ。お産が進むと思うよ。」と言われ破水したとのことでした。破水した時に流れた羊水は暖かくて気持ち良かったようです。

お腹の痛み

分娩室に戻っても、腰の痛みと、お腹の痛みが交互にやってきます。再び腰をさするのと、テニスボールを押し当て、痛みと格闘しました。途中、妻にストローキャップ付きのレモンウォーターを与えこまめに水分補給もします。
20時半頃に、助産師さんが子宮口の開きを確認してくれました。7cmまで広がってました。助産師さんが、少し歩いて体もしばらく起こしていたのが良かったみたいと教えてくれました。力を入れて広げれば9cmぐらいまで開いてきているから後もう少しと励ましてくれます。
その後、止めていたNSTを助産師さんが再び電源を入れ、端末を母体に装着する為に妻が仰向けになりました。
仰向けだと腰をさすってあげられないけど、大丈夫かな?と、内心思っていました。
呼吸によるいきみ逃しを私も一緒に行いました。談話室に入る前からもやっていたのですが、腰がさすれなくなった今、私が妻にしてあげられることは、一緒にいきみ逃しする事と、水分を与える事だけです。
NSTを見ると、2〜3分の間に山がやってきます。陣痛の値が30ぐらいから一気に130以上へ上がります。
助産師さんが頻繁に子宮口を確認します。
21時頃、子宮口は全開になりました。
助産師さんが妻に腰はまだ痛いか確認します。今はお腹だけが痛いと答えていました。
赤ちゃんの頭が、骨盤通過したのではないかと思っていました。
しかし妻のいきみ逃しは、まだ続きました。

いきむ妻

21時半、助産師さんが相変わらず頻繁に確認してくれます。赤ちゃんの頭が子宮口の奥で見えるようになってきたみたいです。
そろそろいきんでみる?と助産師の一言。
あれ、いきんでも良い段階に入っているのか!いきむ瞬間は産まれる直前かと思っていました。妻へ助産師さんがいきみ方を教えます。
陣痛の痛みが一番強くなるタイミングに合わせて、息を吸って止めて、それからいきむとの事です。始めは1回ぐらいにしようと助産師さんが、妻へいきみを促します。しかし、妻は痛みが1回ではいきみきれず、立て続けにいきみます。
助産師さんが、辛いならいきむのは1回ぐらいで抑えてね〜それともいきんだ方が楽かな?と妻に聞きます。妻はいきんだ方が楽との事で、その後も一回の陣痛の波に対して2回いきみました。
22時過ぎ、妻はいきみ続けます。こんなに力強い妻の顔を見たのは初めてでした。これが、赤ん坊を産むとき、命を生み出そうとする母の姿かと時々感動しながらしっかりと見守りました。

NST

いきんでいる時のNST

画像右の波形が陣痛の波を表しています。振りきれて富士山のようになっているのが分かりますね。左側は赤ちゃんの心拍を表しています。赤ちゃんの心拍は正常時160回/分ですが、妻がいきむと90回/分まで低下します。しかし、陣痛の波が落ち着くと赤ちゃんの心拍はすぐに160回/分まで回復しました。
助産師さんからも、元気な赤ちゃんですね。とお墨付きでした。しかし、妻も疲れが見え始めました。いきむ力も見て分かるぐらいに弱くなってきました。とても辛そうです。
(赤ちゃんの心拍が弱いと、吸引分娩となる場合もあるそうです。)
それでも、いきむと子宮口からは赤ちゃんの頭が現れ、陣痛が収まると隠れる状態がずっと続きました。
22時半頃助産師さんがそろそろ準備を始めますと、器具や分娩台の電気を点灯させました。(もしかして、赤ちゃんもうそろそろかなと私はドキドキしました。妻にあと少しだと声をかけたかったのですが、まだ、何が起こるかわからないので声はかけませんでした。)

息子との対面

助産師さんが、器具類の準備を終え、分娩台に妻の足を固定したりしている間も妻の陣痛の波は続きます。途中、助産師さんのPHSが鳴りました。
相手は主治医の先生のようで、「排臨しています。押しこめば・・・」「30分後を目安に来て頂ければ・・・」云々のやりとりが聞こえました。ホントにもうそろそろかな。
23時20分過ぎ、私の立っている位置からでも赤ちゃんの頭が見え始めます。(髪の毛ふさふさだ!)妻へ「頭見えてきたよ!」と伝えました。もう少しです。
23時30分過ぎ、頭が大分見えてきました。同時に裂けそうなくらい張っているのが見えます。案の定、これ以上は会陰切開しないとまずいようで、助産師さんが、主治医の先生に連絡しました。2,3分程で先生はやってきました。前にも書きましたが主治医の先生は火曜日が休診なのです。いつもラフな格好をしているのですが、休診の日はさらにラフ度が増しているように思いました。手を洗い、手袋をして処置を始めます。一応局所麻酔はするようで、少しチクっとしますと妻に伝え注射をします。
その後、私の位置からは見えませんでしたが、おそらく切っている、いや、裂いて開いているのでしょう。想像を絶します。
その後、頭が一気に出てきました。しかし途中で何か引っかかっている模様。助産師さんが頭を抱えて、引っ張ります。
引っかかっていたのは腕でした。妻のお腹の中で手を上げていたのです。エコーでも、よく手を顔の前に上げて顔を隠すようにしている様子が映っていたので、まさに同じ姿勢をしていたのでしょう。可愛いですね。
そして、いよいよ産まれました。産まれてすぐにおぎゃーと泣かず、数秒後に泣き始めました。一安心です。産まれてすぐに主治医の先生が時間を読み上げます。
23時41分誕生です。へその緒がまだ繋がったままの息子を見つめました。不思議な感覚でした。今目の前で泣いているのが自分の息子なのだと、すごく感動しました。そして妻に一言、「よく頑張ったね」と。ホントに長時間、痛みの場所が分からなくなるぐらいの痛みに耐え立派でした。私もこの場に立ち会えた事がとても貴重な経験ができたと思いますし、何よりも嬉しい気持ちで満たされました。
息子のへその緒は瞬く間に母胎から離されます。タオルで身体を拭き、体重を計測します。2928gでした。そして分娩台横の保育器に寝かされ、妻はここで初めて息子と対面しました。感動のあまり、涙をしきりに流す妻を見て、私ももらい泣きしました。
息子は泣きじゃくります。助産師さんはせっせと、サチュレーションで、健康状態を確認しています。主治医の先生は、妻の会陰を縫合します。私は息子をにこにこと見つめます。すると助産師さんが、カメラいいですよ〜と。
では、お言葉に甘えて早速、親バカを発揮するとしよう。妻が息子眺める光景も逃しません。
産まれて間もないと、赤ちゃんの頭はすごく伸びているのですね。ぬらりひょん、という例えはイマイチですが、1番分かりやすい例えなのかもかもしれませんね。
動画も撮ります。妻は会陰の縫合が痛くて、時折ふぅ〜息を吐いてと痛み逃ししています。主治医の先生は、縫合中で集中できないのか、そんなに息吐いてると過呼吸になるよ〜陣痛はもうないから、静かに落ち着くというようなニュアンスで、痛み逃しを注意しました。妻が楽なようにしてくれてもいいのにと、息子を撮りながらそう思いました。
程なく息子は泣き止み、ぽかーんとしてました。産まれてすぐなのにも関わらず、目がしっかり開いているので実は視えているのかなと期待してしまいます。
すっかり泣き止んでいるので、安心していると主治医の先生が、助産師さんに呼吸が早いと指摘して再確認するように促しました。確かに時々呼吸に水の音が混ざったようなゼーゼーという音が聞こえてきます。とても心配です。肺に羊水が残っているのでしょうか。
その後、サチュレーションの結果からは血中酸素濃度は問題ないので、呼吸が安定するのを待つ事になりました。
息子はこの後、妻のすぐ隣に寝かされました。これまた、母子と並んで微笑ましい光景です。パシャっとここで1枚と。
その後、助産師さんに3人一緒に撮りますよ〜と言って頂いたので、持って来ていたミラーレス一眼レフでお願いしました。
夜も遅いので、私はAM2:00には出るように言われました。
助産師さんの指導のもと、妻が息子に授乳を始めました。産まれてすぐに授乳もするのだと始めて知りました。
後で妻からこのスキンシップはカンガルーケアと呼ぶと教わりました。
2時になり、私は後ろ髪を引かれる思いでしたが、家に帰ることにしました。

立会出産を終えて

ここまでずらずらと記してきましたが、振り返ると以下の点で立会出産をして良かったと実感しました。

1.痛みと不安感を軽減させる係
妻と一緒に頑張ることで、妻の不安感を軽減させ、また、いきみ逃し中のマッサージでは、マッサージをして欲しい箇所を遠慮なく伝えられる相手になれました。これは、後で妻から聞いたのですが、助産師さん相手ですと、遠慮が発生してマッサージをして欲しい明確な箇所を指示できないとのこと。それに、助産師さんは、フロアを巡回するのでずっとマッサージしてくれるわけではないとのことでした。役に立てて良かったです。
2.出産体験の共有
出産という一大イベントを一緒に乗り越えることで、一体感を持てました。出産は、女性だけの出来事というイメージ(私もそうでした)が強いですが、立ち会ってみると何をするにも一緒なので、出産を一緒に乗り切ったという一体感が後から実感できました。
3.出産時記憶のフィードバック
妻は陣痛時は痛みで、時間の間隔やその時の出来事がうつろになりあまり覚えていない所が多々ありましたが、私はかなり鮮明に覚えていましたので、あの時こうだったなど、妻の代わりに出産時の出来事を妻へフィードバックできます。まさに今こうしてブログに書き綴れるのも、出産に立ち会えたからです。一回残してあると、子供が大きくなった時など、後で読み返すのが楽しみですね。
4.写真係
これは、文字通りですね。産まれた直後、一番手持ち無沙汰になっているのは、立ち会っている私だけでした。立会の際は、テニスボールとカメラと飲み物をお忘れなく。
5.生命の誕生の瞬間を見ることができる
なんとも言えない感情が、胸の内から湧いてきます。情報社会に生きていると、ふと人間も動物であることを忘れる時がありますが、産まれ出て泣いて、母胎とへその緒が繋がっているのを見ると、本当に生命の素晴らしさを思い知らされます。

5点ほどあげましたが、他にもまだまだあります。この記事については、思い出したら都度更新していきたいと思います。
メリット・デメリットの観点では言い表せません。
立会出産を終えて、私も父親0歳のスタートを切りました。
妻と二人三脚で、子供を育てていきたいと思います。

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